応用化学工学科

応用化学コース概要

 わたしたちのまわりには化学がかかわらないものはありません。化学工業は、資源やエネルギーを有効に利用し、様々な材料や製品を製造しています。さらに、科学技術が環境調査や環境保全に重要な役割を果たしています。

 応用化学工学科では、”人と環境にやさしい科学技術者”を目標に、基礎的な化学の知識・技術を習得し、新しい分野にも挑戦できる想像力と実際に活用する能力と態度を身につけます。

応用化学とは?

 工業・工学系の「応用化学」は、基礎的な理科系の「化学」とは異なり、人間の生活を豊かにする新しい物質の研究・開発による「ものづくり」を行うための学問です。たとえば、化学物質による環境汚染を防ぐ研究や、再利用可能な物質の開発など、私たちの暮らしに深くかかわる応用化学は、今後ますます注目される分野です。

応用化学の仕事

・製造オペレーター(化学プラントの運転に係る業務)

プラントの各種機械の運転管理・操作及び補修及び運転状況の監視をおこなう。


・品質管理・検査(製品品質に関する工程分析)

 自社製品等の品質保証のために化学反応を用いた分析や分析機器による分析をおこなう。

応用化学の資格

・毒物劇物取扱責任者

 毒物や劇物を取り扱う企業内で、自分を含め、従業員や周辺の人々の健康が損なわれることがないように管理をおこなう資格で、各都道府県で実施する毒物劇物取扱責任者試験に合格した人がなれますが、厚生労働省令で定める学校で応用化学に関する学課を修了した人(学校教育法に規定する高等学校においては化学に関する科目を30単位以上修得した者)でもなれます。

・危険物取扱者

 消防法で定められた危険物を取り扱ったり、危険物の取り扱いに立ち会ったりするために必要な国家資格で、甲種・乙種(第1~6類)・丙種の区分があります。本学科では1年次の秋(11月中旬)に乙種第4類を全員受験します。合格者は免状の交付申請により資格取得となります。

・品質管理検定

 品質管理(QC)の知識およびその改善能力を評価することを目的とし、製造業や食品産業を中心に、社内評価や社員教育に取り入れる企業や、従業員に受験を推奨する企業が増えている検定試験で、1級~4級の区分があります。本学科では1年次の冬(3月中旬)に4級を全員受験します。

専門教科の授業内容について

授業内容のシート作成依頼

応用化学コースの実習風景等